ギャザリングとは花苗を手の中で組み合わせて一つの花束にしてアレンジメントフラワーのように植える事ができる全く新しい技法です。
写真は紫陽花とミニ薔薇にシダ類やカレックスなどのリーフを組み合わせてギャザリングしています。今までの寄せ植えでは絶対に出来ない植え方です。
ギャザリングと普通の寄せ植えの違い、ユニット作り方、色々な場面で取り入れることが出来るギャザリングの魅力をご紹介します。
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花 ギャザリングはどこが新しい寄せ植えなの?
今までの園芸には無かった綺麗の秘密があります。
このお花、すべて根がついた植物で植えてギャザリングしています。
寄せ植えを作った経験ある人ならきっとビックリするかも。
花とリーフが一体になり、どこからどこまでが一つの花苗?っと疑問に思うことでしょう。
これまでの園芸の植え方では絶対に表現できない寄せ植えなのです。
今までの寄せ植えは花苗をそのまま1ポットづつ植えていました。
鉢に余裕を持たせながら苗をそのまま植えています。なので大きめの鉢でも5〜6株植える程度です。
育てばキレイ?なのでしょうが育つのに時間もかかるし...物足りないですよね。
私も以前、切り花のアレンジメントフラワーも作っていたので、華やかさは切り花には敵わないと思っていました。
ところが!
出会ってしまったのです!ギャザリングに❣
それはもう、衝撃の一言でした!
プランターに植えられた根の付きのお花とリーフがハーモニーを奏でるようにお互いを引き立てあい、まるで切り花をアレンジしたかのようにデザインされ、豊かな表現をかもしだいているではありませんか!そして、切り花のように枯れていくのではなく、奇麗をキープしながら育っていくのです!!
花ギャザリングと普通の寄せ植えの違いは?
花のギャザリングを始めると、普通の寄せ植えでは感じることが出来なかったドキドキとワクワクとキューンと胸にくる満足感。
何でしょう、この気持ちは⁉
作ってみると必ず分かります!
自分で、こんなに素敵な作品が作れるのだと、感動されると思います。
普通の寄せ植えより、美しいギャザリングのテクニックとは?
ギャザリンを作る時に最も重要なのは、ユニットを作る事です。
ユニットとは、一つの花苗を分けて花束のように作った寄せ植えのパーツの事です。
これはクリーピングタイムとオレガノケントビューティーのポット株をそれぞれ二つに分けたところです。
二種類を組み合わせて一つの花束にしました。
別の種類の植物が一つにまとまってています。
このように2、3種類の花やリーフを組み合わせてまとめることで、一つのユニットをつくります。このユニットを組み合わせることで大、小どんな大きさの器にもデザインしながらアレンジしていくことが可能です。
見え方の違いは?
普通の植え方だと...
リーフの苗が3株普通に植えてある。一つづつ苗をそのまま植えると境目がハッキリして、まとまりには見えない
ギャザリング植えだと...
あらかじめ、花とリーフを組み合わせて花束(ユニット)にしたものを植え込んでいくと、境目が無くなり一つのアレンジメントフラワーのよう。
でも根がついているので、バラも次々と咲いて綺麗に長く楽しめます。
こちらは穴の無い器に植えています。
土の替わりにベラボンというヤシの実チップを使う事でガラスの器に植えるなど、今までの寄せ植えでは考えられなかったようなデザイン性を持った植え方が可能になりました。(通販でも購入できます)
ベラボンについてはこちらの記事も参考にどうぞ
花 寄せ植えの表現の幅は広がります
もちろんガーデニングでもギャザリングテクニックで!
花とリーフを絡ませながら植えてく事でモリモリのガーデンに仕上がります。
ウォールバスケットを玄関に
お客様をお迎えする玄関にもパッと目を魅くお花があると素敵ですね。
人気のリースも緻密につくることができるはギャザリングだから
リースはクリスマスの時だけに作るものと思っていませんか?実はフレッシュなお花を使ったリースは本当に素敵なのです。
時々ウェディングのウエルカムボードに切り花のリースが使われてる事があります。でも一回きり使って終わり。
切り花のリースのように緻密に根付きのお花とリーフが調和しながら植える事が出来るのはギャザリングのテクニック以外では考えられません!
最近大人気の多肉でハートリースも作れます
Gathering Wedding〜可能性は無限大
ウエディングの高砂もギャザリングです。
全ての植物の根を水で洗って土を全て落としてから、根のついたまま組んで花束にまとめたもの(ルーティーブーケといいます)30個ほどテーブルにのせて、高砂は出来ています。
結婚式後、会場にお越しのお客様には全てのお花を分解してお持ち帰り頂きました。お家でそのままお庭に植えて育てて下さったなんて話もお聞きしています(^^)
ルーティーブーケをガラスの中に3個、上に2個出してテーブル装飾。洗った根をあえて少し見せてナチュラルに演出。
花材はパンジー、ムスカリ、イベリス,原種のチューリップ球根付き、アイビーなどのリーフ
切り花には無い花材ばかりで、花嫁さんのご要望通りナチュラルをテーマに。
お花で溢れたテーブルはとっても華やかでした。
花嫁の手には根付きのパンジー、オステオスペルマムなどナチュラルな春の花のブーケ。小柄な可愛らしい花嫁さんによくお似合いでした♡
ブーケなど、今までの園芸では表現出来なかったことがギャザリングの技術を使ってよりナチュラルにどのような作品でも作ることが出来るので、表現の幅は無限大だなと思いました。
ギャザリングによって、もっともっと苗のお花が身近なものになって欲しいとフルーレは願っています(^^♪
当サイトではデザイン寄せ植えの作り方や苗の扱い方の情報などをブログで更新しております。
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