春は明るくて可愛らしいお花が市場にいっぱい出てくる季節です。
ギャザリングで春の寄せ植えを作りましたよ〜。
使用したおしゃれな春のお花の紹介します。
ギャザリング時の根元の土の落とし方なども解説しました。
後半はこのお花たちを使っておしゃれな春の寄せ植えを作ったので、よかったら参考にしてみてください。
今回の春の寄せ植えで使用したおしゃれな花苗は・・・
ローダンセマム・宿根ネメシア・オステオスペルマム・フレンチラベンダー・ペチュニア・ミニバラ・エレモフィラ・ツリージャーマインダー・フレンチタイム・ラッキークローバー
(ライスフラワーについてはこちらを参照してください。)
*フルーレの「デザイン寄せ植え」をただいま数量限定で販売しております。
▷販売サイトを見てみる
〈スポンサーリンク〉
春の寄せ植えをおしゃれにする、花苗の紹介と土の落とし方
ローダンセマム ”アップリコットジャム”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
枝葉がシルバーがかって、リーフとしても魅力的でおしゃれなピンク花の”アップリコットジャム”。寒さには強いけれど高温多湿に弱い。梅雨前に地表から3~5cm程度を残して切り戻すと良い。開花期が長く6月くらいまで咲いてくれます。
〈多年草〉
・寄せ植えポジション:センター
・花がら摘み:根本から切る
・害虫:アブラムシ
・寄せ植え後:庭植え、さし芽でふやす
A.ふわっと広がる花。寄せ植えの面をつくる花です。
根土の落とし方
しっかり根が張った良い苗です。肩の土や周りの土を落としていきます。
株分はできません。
根張りが強いのでハサミを使って一回り土を落とす。土から3センチの位置まで葉を落とし、風通しを良くする。
宿根ネメシア
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
”マリブオレンジ”(左オレンジ花)
”オマージュパイン”(右白花)
宿根ネメシアは四季咲きで、耐寒性(ー3℃までok)に優れています。開花期も長くおしゃれな寄せ植えにとても重宝しています。〈多年草〉
・寄せ植えポジション:センター
・花がら摘み:次に控えている蕾の上方で切り取る
・害虫:アブラムシ
・寄せ植え後:植え替えや庭植え(寒冷地越冬不可)
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
こちらの苗は1ポットに2株植えてあり、分けることができました。(1本植えの場合は株分できません)
静かに2つに分けてから、一つづつ土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上3センチは取り除いておく。握り拳一つくらいの大きさにします。土を落としすぎないように注意する。
オステオスペルマム”ミラノブルー”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
ホワイトに深みのあるブルーの八重咲種。
耐寒性は強いが霜に当たると株が弱ります。開花期は長いが、夏の暑さには弱い
〈多年草〉
・寄せ植えポジション:センター
・花がら摘み:次に控えている蕾の上方で切り取る
・害虫:アブラムシ
・寄せ植え後:夏の前に切り戻して庭植えにすると秋にまた咲く。(寒冷地越冬不可)
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
株分できません。肩の土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上3センチは取り除いておく。握り拳一つくらいの大きさにします。土を落としすぎないように注意する。
フレンチラベンダー”クラウンガーネット”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
巨大な花穂が魅力のフレンチラベンダー。
耐寒性はあるが霜に当てないように。開花期は7月くらいまで旺盛。〈低木〉
・寄せ植えポジション:サブやポイント
・花がら摘み:枝分かれしているところを切る
・害虫:アブラムシ、ハダニ
・寄せ植え後:切り戻して庭植えにすると低木になる(寒冷地越冬不可)
B.ラインをつくる立ち性花
根土の落とし方
株分できません。肩の土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上3センチは軽く取り除いておく。花木なので水が下がりやすい。土を落としすぎないように注意する。
ペチュニア”いちごミルフィーユ”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
ライム色の斑入りの葉がとても素敵な八重咲のペチュニアです。花も葉っぱもどちらも楽しめて、おしゃれな寄せ植えにも存在感抜群です。霜に当たると枯れる〈1年草扱い〉
・寄せ植えポジション:センター
・花がら摘み:次の葉の上方で切り取る。旺盛になってきたらところどころ間引くように切り戻すと花が増える
・害虫:アブラムシ
・寄せ植え後:花期が長い分、間延びしていくので再利用は不可。翌年は新しい苗を使うと良い。
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
株分できません。肩の土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上2〜3センチは取り除いておく。蒸れやすいので中の方葉も落として風通し良くする。握り拳一つくらいの大きさにします。
ミニバラ”グリーンイス”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
蕾のうちはピンクがかっていて、花が開くと白、咲き進むと淡いグリーンになる色の変化が美しいミニバラ。花径は3cmくらいで横に張って枝垂れ気味に茂ります。四季咲きで耐寒性、耐病性が強く育てやすい。
・寄せ植えポジション:サブ
・花がら摘み:5枚葉に変わる手前で切る
・害虫:ほとんど心配ない。
・寄せ植え後:庭植えにすると樹高は50~60cmほど低木になる(寒冷地越冬できる)
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
ミニバラはたいてい、細いバラの苗木が数本が一緒になって1つのポット苗になっています。
その苗木を一つづつそっと分けてユニットに使います。土が落ちて細くなってしまってもユニットを作るときちんと育つことがほとんどです。
エレモフィラ”ニベア”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
白い短毛が密生し、花は淡い紫。植物体全体が銀白色に見える人気種。長雨に当てると白い毛が黒ずむので、雨は避けたほうがよい。強い霜にも注意〈低木 一季咲〉
・寄せ植えポジション:サブやポイント
・花がら摘み:枯れた花を取り除く。
・害虫:ほとんど心配ない。
・寄せ植え後:雨風に弱いので移動できる鉢に植え替える
B.ラインをつくる立ち性花
根土の落とし方
株分できません。肩の土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上3センチは軽く取り除いておく。花木なので水が下がりやすい。土を落としすぎないように注意する。
ツリージャーマインダー”アイスキューブ”
春の寄せ植えおしゃれな花苗メモ
春に紫の小花が咲き、シルバーリーフとして使える低木。育てやすく丈夫で刈り込みにも強い。〈低木〉
・寄せ植えポジション:サブ、リーフ
・花がら摘み:枯れた花を取り除く。
・害虫:ほとんど心配ない。
・寄せ植え後:庭植え、生垣(寒冷地は越冬できない)
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
株分できません。肩の土を上から下へなぞるように落としていきます。下葉は土から上3センチは軽く取り除いておく。
握り拳一つくらいになるように根土を落とす。花木ですがが比較的強い花です。
フレンチタイム
春の寄せ植えおしゃれ花苗メモ
フレンチタイムとは,タイムの立ち性の「コモンタイム」の中から,特に香りの高い優良株を選抜してできた品種です。春にピンクの小花が咲きます。〈多年草〉
・寄せ植えポジション:サブ、リーフ
・花がら摘み:枯れた花を取り除く。
・害虫:ほとんど心配ない。
・寄せ植え後:庭植え(寒冷地で越冬できる)
A.ふわっと広がる花
根土の落とし方
株分が可能です。
生えている草に沿って分けれる場所を見つけます。
強い植物なので、あまり心配せずに1ポットを2から3株に分けます。(草の生え方によって異なる)
土も上から下に向かって落としすぎないように注意しながら静かに落とし細長くする。
ラッキークローバー
春の寄せ植えおしゃれ花苗メモ
クスダマツメクサとも言い、黄色いクスダマのようなかわいい花を咲かせる耐寒性一年草です。こぼれタネで増えます。春と秋に咲きます。
・寄せ植えポジション:サブ、リーフ
・花がら摘み:枯れた花を取り除く。
・害虫:ほとんど心配ない。
・寄せ植え後:再利用不可
C.しだれる花、リーフ
根土の落とし方
どこで分けても、ほとんど生育に問題ないく、3〜4株に分けれる。草をどけて根の別れているところから分けると良い。細長くなるように土を落とす。
春の寄せ植えをおしゃれにするギャザリン
おしゃれな花苗で作ったギャザリング春の寄せ植えはこちら
こちら春の寄せ植えはおしゃれな花苗をギャザリングしてつくりました。
マンションエントランスにおく大型の作品です。(後方の白木はドライ花材で装飾用に使用しています)
花苗の下準備ができたら、ユニットを作ってみましょう。
後方は少し高めの花を集めたユニット、前方には低めの花を集めてユニットをつくり植えています。
ユニットの高さを3段階にして、植え込む時に全体が自然にふわっとした形になるようにしています。
春の寄せ植えに入れるユニット高さ違いで3タイプ
後方に入れる少し高めのユニット
・ローダンセマム
・ライスフラワー
・エレモフィラ
中間に入れるユニット
・フレンチラベンダー
・ツリージャーマインダー
・宿根ネメシア
前方に入れるユニット
・宿根ネメシア
・フレンチタイム
・ミニバラ
他にもオステオスペルマムやペチュニアを使ったユニットなどもつくり、前方で空間をうめています。